“いいちこSTEP 2026” EVENT EPORT

次世代型ボリダリングコンペに参戦
日本でクライミングカルチャーが盛り上がるなか、その熱気を体現するかのような大盛況ぶりを見せた次世代型ボリダリングコンペ『いいちこSTEP』が、2月21日(土)、22日(日)の2日間に渡り、開催されました。
コンペの舞台は、日本屈指の強度を誇るジム。

会場となったのは都内屈指のレベルを誇るボルダリングジム「B-PUMP TOKYO 秋葉原店」。
3階建てのビルで2Fから屋上まで、さまざまなウォールが設置されています。
そして当日は、日本を代表するトップクライマーから、次世代のシーンを担うキッズクライマーまで大集結。
それぞれのレベルに合わせて白熱したコンペが繰り広げられます。

会場に入ると、早速さまざまなブランドやメディアのブースが集うマーケットがお出迎え。
クライミングシーンを応援するウエアやギア、フードが並び、
各ブースではワークショップやゲームなど、クライマーやオーディエンスが楽しめる催しも満載です。
ワッペンカスタムのワークショップを開催。

もちろんグラミチもブースを出店。今回も定番のワッペンカスタムのワークショップを開催しました。
クラシックなデザインのワッペンは、どこの会場でも大人気。

チョークバッグやポーチに貼るのにちょうどいいサイズ感ということもあり、
みんなその場でマイバッグに早速ワッペンを貼り付け、オリジナルのカスタムを楽しんでいました。

しかも今回は、さまざまな国の人たちが遊びに来ていたこともあり、ワークショップの参加者たちもインターナショナルな顔ぶれ。
グラミチのワッペンの魅力は、海を超えて多くの人々に伝わっているようです。
グラミチは、ミドルクラスにエントリー。

そしてグラミチはコンペにも参加。
過去に何度もグラミチのクルーとして出場してくれている、エラネ・ジャン選手が今回は個人でエントリー。
新作アイテムのG-SAIL TEEに、定番のヘンプショーツを合わせた着こなしが爽やかです。

今回のコンペは、「ビギナー」、「ミドル」、「マスター」、「オープン」、「オーバー50」、
「ユース」の5カテゴリーが用意され、ジャン選手は、3級〜2級に相当するレベルとなるミドルクラスに出場。
各クラスのコンペは白熱したセッションに。

初日となる21日(土)は、ユースクラス以外のカテゴリーの予選と決勝が行われるため、早速ジャン選手の出番が到来。
ミドルクラスは70人ほどが参加し、決勝に進めるのは上位4名。
制限時間の50分以内に完登した課題数を競うセッション方式になりますが、最低でも3課題は登らないと上位には入れなそうです。

そんななか、果敢にさまざまな課題に挑戦していくジャン選手。とはいえ、ここは都内屈指の強度を誇るジムであり、
日本を代表するルートセッターたちが設定したコースが並んでいるため、一筋縄ではいきません。
周りでも、なかなか完登者が出ず、それだけに成功すると拍手が巻き起こるほど難度が高く、ハイレベルな熱戦が繰り広げられていきます。

しかし、ボルダリングのコンペで戦うのは、ライバルたちではなく自分自身。
むしろ誰かが完登するのを見ることで、テンションやモチベーションが上がるのがクライマーたちのマインドです。それだけに、セッションするメンバーのレベルが高いと、俄然ヤル気も出るそう。
残念ながら予選敗退、だけど……。

ジャン選手も50分間をフル活用して、いろんな課題にトライしていましたが、残念ながら予選敗退という結果に。
しかし、終了間際に挑んだ最後の課題で、周りの注目を集めることに……。

大会のルール上、時間終了のブザーが鳴った時点でトライしていた課題は、そのまま継続することができます。
ジャン選手は、タイミングよくブザーが鳴ると同時にラストトライに挑み、そこで驚きに集中力を発揮。

同じくラストトライをしていたクライマーたちが、次々と失敗していくなか、粘り強く挑戦を続け、場内の視線を一気に集めます。
MCもジャン選手の状況を実況しはじめ、周りからもあちこちで「ガンバ!」の声が。
そんな声援を一身に背中で受け、自己最高となる完登手前まで辿り着きます。
ラストトライで、勝負に勝つ?

そして最後の力を振り絞り、見事に完登! 場内では大きな拍手が巻き起こり、ミドルクラスの予選で最も盛り上がった瞬間となりました。
本人曰く、「試合に負けたけど、自分との勝負には勝てました!(笑)」と、予選敗退ながらも、最後まで笑顔でイベントを楽しんでいました。
決勝戦はトップクライマーたちが揃う、錚々たる顔ぶれ。

この日はビギナークラスやオープンクラス、マスタークラスなどの予選も行われ、夕方からはユース以外の各カテゴリーの決勝戦となります。
決勝戦のルールは、2つの課題を制限時間内にクリアすること。なかでも最も盛り上がったのは、国内最高峰レベルのトップクライマーたちが顔を揃えた「オープン男女」クラスの決勝です。

男性の決勝進出者は、天笠颯太、川又玲瑛、坂本大河、小林隼翔、杉本侑翼の5名。
女性の決勝進出者は、伊藤ふたば、倉菜々子、佐藤妃那、青栁未愛、村越佳歩、オセアニア・マッケンジーの5名。
やはり、オープンクラスのレベルは段違い!?

男女ともにマスタークラスと同じ課題が用意されましたが、マスタークラスでは、
なかなか完登者がでないほどの高難度にも関わらず、オープンクラスでは完登者が続出。
しっかりとレベルに違いを見せてくれます。

そのためクライマーたちの一挙手一投足にオーディエンスの視線も集中し、オープンクラスの決勝戦は、この日1番の大盛況となりました。
坂本大河選手と伊藤ふたば選手が優勝!

結果は、オープンクラスの男性部門は坂本大河選手、女性部門は伊藤ふたば選手が優勝。
どちらも異次元のムーブで力強い完登を見せ、会場を沸かせまくった末の表彰台であり、誰もが認める堂々の1位です。
アフターパーティを盛り上げたのはクライマーDJ!

そして『いいちこSTEP』の楽しみはコンペだけではありません。
優勝者の表彰式の後は、ネオンカラーのホールドが輝く3Fフロアでアフターパーティです。
しかもDJブースに立つのは、さっきまでオープンクラスに出場していたトップクライマーたち。
なかでも伊藤ふたば選手は、慣れた手つきでターンテーブルを操り、コンペと同じくらい会場を盛り上げていました。
2日目はユースクライマーたちが大奮闘。

2日目は、ユースクラスの予選と決勝が行われます。
単に「ユース」といえども、年齢別に細かくカテゴリー分けされているため、
10歳以下の小学生から高校生まで、各自のレベルでセッションできます。

そして驚いたのは、どのカテゴリーでも決勝進出者のレベルの高さ。
オリンピックでメダルが狙える“クライミング大国ニッポン”の未来が明るいことを象徴するコンペとなりました。
トップクライマーとのスペシャルセッションも敢行。

ユースクラスの予選と並行して開催されたのが、コンペ出場者だけが参加できるスペシャルワークショップ。
トップクライマーと、一緒にセッションしながら、直接アドバイスを貰えるという、特別なコンテンツです。

講師として登場したのは、緒方良行選手と天笠颯太選手と伊藤 ふたば選手。
3人とも大人気のクライマーだけに、最初はフォトセッションやサイン会に。
それでもキッズクライマーたちが、細かいムーブを質問したり、
各選手がしっかりとアドバイスをするなど、実りあるセッションになりました。

さらにその3人によりトークショーも行われ、こちらもセッションに負けずとも劣らないほどの盛況ぶり。
ユースクライマーを中心に熱意ある質問が多く飛び出し、終始盛り上がっていました。
来場者が楽しめるイベントや空気感も魅力。

他にも1Fではマムートがクイックドローへのクリップタイムを競うイベントや、
ラ スポルティバがノーハンドクライミグ選手権を開催するなど、
来場者が楽しめるイベントが多いのが、このイベントの魅力。

そして、各フロアにDJブースがあり、それぞれ異なる雰囲気のBGMで常に会場を盛り上げてくれたり、
メインスポンサーの「いいちこ」が、フリードリンクを提供してくれたり、会場が盛り上がる仕掛けが随所に盛り込まれています。
『いいちこSTEP』はクライマーに愛されるフェス型イベント。

そうしたエンターテイメント性の高さも、“次世代型ボリダリングコンペ”と称される所以であり、
クライミングシーンで最も愛されるフェス型イベントになっている理由と言えそうです。
『いいちこSTEP』は今年で4回目の開催。
また来年に行われるなら、もちろんグラミチも参加します! ぜひみなさんも会場で会いましょう!
