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B-PUMP OGIKUBOで話題のクライミングイベントが開催。

パリオリンピックでのクライマーたちの活躍も記憶も新しい8月下旬、クライミングイベント THE3 – UNION IS STRENGTH – Vol3 が、東京のボルダリングジム「B-PUMP OGIKUBO」で24日(土)と25日(日)の2日間に渡り開催されました。

 

B-PUMP OGIKUBOのキッズスクール生と、都内ろう学校生徒による体験・交流企画も行われた本イベントだが、メインコンテンツは男女混合3名1チームによるクラス別コンペ。

ファンクラス(5級以下)、ミドルクラス(3級以下)、オープンクラス(2級以上)の3クラスに分かれて、セッション方式の予選と、チームオンサイト方式の決勝でポイントを競います。

 

 

クライミングを愛する全ての人が楽しめる大会。

 

とはいえ、イベントの趣旨は“クライミングを愛する全ての人が楽しめる大会”。

そのため、チーム内での激励はもちろん、誰かが難しい課題をクリアすると周りにいるみんなが拍手を送るなど、アットホームな雰囲気で行われました。

 

昨年に続き2回目のコンペ参戦となるグラミチは、ミドルクラスとオープンクラスにエントリー。

グラミチの新作アイテムとなる、クライマーズハンドTシャツをユニホームにして、それぞれのカテゴリーで入賞を目指します。

 

 

ミドルクラスは、モデルの影山さん率いる「GCC SNATCHED」。

1日目に開催されたミドルクラスのコンペに参加するのは、モデルとして活躍する影山友哉さんが、クライミング仲間のエラネ・ジャンさんと渥美百合さんと共に結成したチーム「GCC SNATCHED」。

実はこの3人は昨年も同じメンバーで出場し、惜しくも9位で予選敗退(上位8チームが決勝進出)した経緯があるため、今年はかなり気合が入っている様子。

影山「みんなで楽しみながら挑戦したいけど、昨年のリベンジという意味でも、今年こそ決勝に進みたいです!」

 

そんな意気込み通り、50チームが参加するミドルクラスの予選で、テンポよく課題をクリアして、どんどんポイントを稼いでく3人。

課題の難度により獲得できるポイント数がかわりますが、ひとつの課題に対して3人全員が完登しないとポイントがもらえないため、どんな課題を選ぶかも戦略であり、重要な要素となります。

 

健常者と障がい者が一緒に楽しめるのも魅力のひとつ。


そのなか、今大会ならではの魅力のひとつに、パラクライミングの要素を取り入れたユニークなゲーム性があります。

それがアイマスクor目を瞑って挑戦するブラインドエリアと、片腕&片足チャレンジ。

共に高ポイントが付与されるルール設定で、さらにパラ/デフクライマーを擁するダイバーシティチームにも、50ポイントが付与されます。

 

それにより、男女はもちろん、健常者と障がい者が一緒に楽しめるインクルーシブなスポーツイベントとしても話題となっています。

もちろんグラミチクルーも挑戦。片腕チャレンジを見事にクリアして、高ポイントをゲット!

 

残念ながら「GCC SNATCHED」は決勝進出ならず。


そして3時間にも及ぶ予選が終了。高ポイントを獲得した上位6チームが決勝進出となりますが、残念ながら「GCC SNATCHED」は予選敗退という結果に。

昨年より難しい課題を数多くこなしていたけど、どうやらそれ以上に周りのレベルが高くなっていたようです。

影山「参加者の数も昨年より多いし、キッズもオトナも強くなっていますね。決勝に進めないのは残念だけど、いっぱい楽しめたのでよかったです」。

 

改めてレベルの高さを実感させられるミドルクラス決勝戦。


決勝はハイレベルな3つの課題を用意。持ち時間は1チーム8分で、選ぶ課題や登るタイミングは自由。

3人がそれぞれ課題を挑戦してもいいし、アドバイスし合いながら、1つの課題に集中するのもあり。

予選と違い、他の参加者やオーディエンスが見守る中でトライするため、各選手の一挙一動に注目が集まります。

 

そしてミドルクラスの決勝戦を制したのは、予選を1位通過したチーム「ベビタッピ」。

安定感のあるムーブで各課題をクリアし、改めてミドルクラスのレベルの高さを実感させられるような決勝戦となりました。

 

将来のオリンピアンやメダリストがいるかも?


2日目はファンクラス(5級以下)とオープンクラス(2級以上)の予選と決勝を開催。ファンクラスは小学生のキッズクライマーを擁したチームが多く、大きな声で声援を送り合う、元気いっぱいのセッションが目立っていました。

 

チームでお揃いのTシャツを用意するなど気合も充分。お祭り的なイベントとしても楽しめるため、夏休みのいい思い出になった子も多いのでは?

それでも、なかには大人顔負けのムーブを見せたり、片手チャレンジに挑戦する子が続出するなど、コンペ自体は前日のミドルクラスを彷彿とさせる白熱ぶり。

 

最近は競技人口の増加と共に、キッズクライマーたちも増えているらしく、年々レベルも上がってきているとか。この中にも、将来のオリンピアンやメダリストもいるかも!

そして最もハイレベルなオープンクラスには、トップクライマーたちも参戦。昨年の優勝は、パリオリンピックのメダリスト、安楽宙斗選手のチームだったことからも、参加者のレベルの高さが伺えます。

 

中村真緒選手率いる「GCC GOAT」がオープンクラスに出場。


グラミチクルーも、中村真緒選手、川又玲瑛選手、抜井亮瑛選手の3名のトップクライマーが集結。チーム「GCC GOAT」として、クライマーズハンドTシャツを着用して、コンペに挑みます。

中村「昨年は準優勝だったから、今年は本気で優勝を目指します!!」

 

中村選手がそう意気込む通り、高ポイントを獲得できるハイレベルな課題を重点的に攻略し、次々と完登する奮闘ぶり。

川又選手、抜井選手も高難度な課題をスマートにクリアしていき、3人のコンビネーションのバッチリ。テンポよくポイントを稼いでいきます。

 

キッズクライマーとトップクライマーが隣り合わせで切磋琢磨。


ちなみに予選は、ファンクラスとオープンクラスが同時に開催されるため、日本を代表するトップクライマーとキッズクライマーが隣り合って登る姿も。

 

この大会のために、様々なレベルの課題をバランスよく配置したBパンプのルートセッティングの妙もありますが、誰でも一緒に楽しめるクライミングというスポーツの魅力を体現する、アットホームなコンテスト風景となっていました。

 

そんななか、グラミチクルーの「GCC GOAT」は予選を4位で突破して、見事に決勝進出! 改めて3人の実力の高さを見せる結果となりました。

予選終了後は1時間のフリーセッションタイムを設けて、ファンクラスとオープンクラスの決勝が行われます。

 

ファンクラス決勝はダイバーシティチームも大活躍。


ファンクラスの決勝は、ダイバーシティチームやキッズクライマーのチームが大活躍。

そしてこの日1番の盛り上がりを見せたのが、ダイバーシティチーム。パラクライマーがオーディエンスの声援に応えて脅威の完登を見せるなど、会場を沸かせまくっていました。

 

実際に優勝したのも、パラクライマーを擁するダイバーシティチーム。表彰式では多くの拍手に包まれていました。

 

オープンクラスの決勝戦はハイレベルな戦いに。


そしていよいよ、オープンクラスの決勝。中村真緒選手などを擁するグラミチクルーも優勝候補ながら、他のチームも楢﨑明智選手や藤井快選手などが揃う、錚々たる顔ぶれです。

 

そんなトップクライマーたちの戦いを制したのは、楢崎選手率いるチーム「お願いあのん様」。その名の通り、トップクライマーの松藤藍夢選手もメンバーに名を連ねる強豪です。

 

グラミチクルーの「GCC GOAT」は、残念ながら4位という結果になりましたが、どのチームも異次元のムーブを連発するなど、オープンクラスらしいハイレベルな戦いを見せてくれました。

 

ワッペンカスタムのワークショップも大盛況。


そしてグラミチは2日間を通して特設ブースで、オリジナルのワッペンで好きなアイテムをカスタムできるワークショップも開催。

こちらもコンペ同様に2日間とも幅広い年齢層のクライマーが訪れ、みんなお気に入りのトートバッグやチョークバッグのカスタムを楽しんでいました。

 

日本のクライミングシーンの盛り上がりを象徴するイベントに。


キッズクライマーとトップクライマーが一緒に汗を流し、仲間たちと切磋琢磨するクライミングイベント『THE3 -UNIONIS STRENGTH-』。

今年も大盛況で幕を閉じましたが、回数を重ねるごとに参加者が増え、レベルが上がっているというのが、現在の日本のクライミングシーンの盛り上がりを象徴しているのでは?

グラミチも引き続きクライミングシーンをサポートしつつ、来年こそはミドルクラスとオープンクラスで優勝を目指します!

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