The Inventory – Shorts
グラミチといえば、ショーツ。1982年、創業者マイク・グラハムがグラミチの名を冠した最初の商品は、巧みにデザインされたコットンのクライミングショーツでした。
大きくてバギーシルエットのもの、シャープでスマートなもの、クライミング、海や川での活躍するもの、さらにすべてのショーツが長く使えるように作られています。
今回は、Gramicciがおススメするお気に入りのショーツを簡単に紹介します。
G-SHORT
まずはオリジナル、G-SHORTです。
80年代初頭、ロッククライミングを意識して作られた丈夫なレッグウェアは存在していませんでした。
そこでヨセミテの伝説的人物「マイク・グラハム」が自身のガレージでデザインしたものこそこの定番ショーツであるG-SHORTです。
菱形のガゼットクロッチのおかげで、脚が自由に動くようになり、内蔵のウェビングベルトは、最も困難なクライミングでもショーツをしっかりと固定することができます。今でも1982年当時と同様、丈夫なオーガニックコットンツイルを使用し、タフな仕上がりとなっています。
NYLON PACKABLE G-SHORT
定番のコットンG-SHORTに加え、撥水加工を施したナイロンを高密度に織り上げたナイロンパッカブルG-SHORTも展開しています。形や機能はG-SHORTと同じですが、超軽量素材であり、撥水性もあるので陸上でも海でも使える水陸両用タイプです。川を渡ったり、海で水しぶきを浴びたりと、さまざまなシーンで活躍する商品です。
さらに、その名の通りパッカブルなので、旅行先などに出かけるとき、リュックサックの貴重なスペースを占領することなく楽々持ち運べます。
JAM SHORT
1980年代のグラミチのヴィンテージデザインからインスピレーションを得た、今年の新作ショーツ「ジャムショーツ」。G-SHORTのストリップバック版のようなこのショーツは、夏にぴったりのリラックスしたフォルムで、グラミチ展開ショーツの中で最もバギーなものです。
このゆったりとした形に合わせて、生地もゆったりとしたものを使用しています。この生地は、90年代に使用していたリップストップコットンを加工したものです。特別な染色加工を施したこの生地は、デニムと同じように、使い込むほどに味わい深い風合いを増していきます。
ヴィンテージの風合いを楽しみたいけれど、オークションサイトで何ヶ月も探し回るのは面倒という方には、JAM SHORTがおすすめです。
GADGET SHORT
ポケットに余裕を持たせたい方には、ガジェットショーツがおすすめです。ジャムショーツと同じく、グラミチのオールドデザインを復活させたものですが、ジャムが繊細で控えめなデザインであるのに対し、ガジェットショーツはその名の通り、機能性が満載です。
コントラストが効いたキャンバス地のポケットがぐるりと広がっているだけでなく、右ポケットの上には鍵やカラビナを掛けるためのウェビングベルトが施されているのです。NN-SHORTとG-SHORTの中間のようなリラックスしたフォルムで、カーゴショーツに代わるユニークなアイテムです。
NN-SHORT
最後に、NNショーツです。2014年、G-SHORTよりシャープに、よりスリムにした日本発のデザインです。クラシカルなグラミチのディテールはそのままに、よりスマートなフォルムに仕上がっており、細身なショーツを求める方におすすめです。
伸縮性に優れたストレッチツイルを使用しているため、動きやすさは抜群です。街で履くのも、山で履くのも、お気に入りのイージーチェアで履くのも……選ぶのはあなた自身です。